昨年8月、Piabはスウェーデンの有名な真空機器メーカーであるAVAC Vakuum Teknik ABを傘下に収めました。これにより、Piabの製品群にAVAC製品が加わることになりました。
2022年8月、Piabはスウェーデンの真空オートメーション機器を専門に扱うAVAC Vakuum Teknik AB を傘下に収めることを発表致しました。
「特に密閉されたアプリケーション向けに、AVACの革新的な製品が加わることで、弊社のオートメーション製品のラインナップはさらに充実したものになります。」と、Piab真空オートメーション事業部長のGustav Falconerは述べます。
数か月の準備期間を経た後、AVACの製品コレクションがPiabブランドとして販売開始されます。これらのコレクションの中には、同社が誇る過去数年間のベストセラー製品が含まれております。
1点目にご紹介する製品は、「MFE（Multi-Functional Ejector）」です。こちらはコンパクトで耐久性に優れたモジュール式の多機能エジェクターです。オン/オフバルブ、ブローオフ、真空逆止弁、省エネ機能などの制御機能が一体化されています。MFEは、粉塵の多い環境（IP65クラス）や、ガラスや金属板などのリークが発生しにくいワークを扱う現場において、マルチな制御機能が求められるアプリケーションに最適です。様々なニーズに適応するために、本製品はコンフィグレーターで仕様をカスタマイズすることが可能です。
次にご紹介するのは、「BRE (Booster-Release Ejector)」です。こちらは超高速ピック＆プレースアプリケーション用に設計されたエジェクターです。適切なロボットと組み合わせて使用すれば、BREは1秒間に複数回の吊り上げを可能にします。特許技術である超高速ブローオフは、エジェクター、ソレノイドバルブ、排気の流量を利用することで実現します。BREは、大量のワークを高速で仕分け、搬送することが求められる現場において、業界を問わず使用できる製品です。
3点目にご紹介するのは、「MCE（Multi-Circuit Ejector）」です。こちらは複数の独立した真空回路を備えた空気駆動式のシングルステージエジェクターです。各チャンネルが独自のノズルを備えているため、一部のカップがワークと接触していない状態でも真空状態を維持できます。MCEは金属成型機の金属板のハンドリングなどのアプリケーションに適した製品です。
エジェクターに加え、3種類の真空センサーも加わります。「F08-K」は、IO-Linkインターフェースを備えた非常にコンパクトな真空スイッチです。「F09-T-K」は、狭いスペース向けに設計された特にコンパクトなアナログ真空センサーで、「MCE」エジェクターと合わせて使用することを推奨するセンサーです。そして最後は、デジタルディスプレイとIO-Linkインターフェースを備えた真空スイッチ「PICO-02」です。集中配管型と分散配置型のいずれの真空エジェクターにも適した製品です。
上記で紹介したエジェクターおよびセンサーは全て、Piab.com内で詳細をご覧いただけます。
Information
Luba Biber, Global Marketing Manager, Vacuum Automation Division
+49 (0) 6033 7960 0
Piab Vakuum GmbH, Otto-Hahn-Str. 14, 35510 Butzbach, Germany
www.piab.com
