Bayer Hungaria Kft.では、トウモロコシ種子コーティング粉末の搬送においてPiabの自動化ソリューションのメリットを享受しています。PiabのpiFLOW®fコンベアを導入することで、手作業の必要性が大幅に軽減されました。
ナジグマンド、ハンガリー
Bayer Hungaria Kft.は、ヘルスケアと栄養製品を専門とするグローバル企業です。持続可能な未来に貢献するという目的を果たすため、トウモロコシ種子コーティング粉末の生産は、効率的で簡単に管理できることが必要です。
Piabのソリューションを実装する前、Bayer Hungaria Kft.はナジグマンドの工場で旧式の機械式エレベーターを使用して、地上から20メートルの高さにあるコーティング機に25kgの粉体袋を移動していました。旧式の機械式エレベーターは使用に時間がかかり、製品ロスや人間工学的な問題が発生し、コストに悪影響を与えていました。
そのため、Bayerは現在の手動での搬送物ハンドリングプロセスに代わる、自動化プロセスを模索しました。同社の目的は、経費を削減しながら搬送プロセスの効率を向上させることでした。
Piabの正規販売代理店であるTech Con Hungariは、この目的に最適なソリューションとなるpiFLOW®fコンベアを見つけました。piFLOW®fは設置面積が小さく、飛散を抑えた搬送物ハンドリングを実現し、コストとメンテナンスを最小限に抑えることもできるためです。
Bayer Hungaria Kft.は、piFLOW®fコンベアを2台購入しました。1台は、17mの水平パイプと20mの垂直パイプを備えたコンベアです。もう1台は、20mの水平パイプと20mの垂直パイプを備えたコンベアです。搬送する粉末は緻密で、かさ密度は0.54kg/lです。
「2台のPiabコンベアを使用したおかげで、お客様は継続的かつ効率的に粉体の自動搬送を実行できるようになりました」と、Tech Con Hungariaのテクニカルセールス担当のラースロー・チェンキ氏は述べています。
当初、Bayerは350kg/hの搬送能力を要求していました。しかし、Piabの最適設定では、システムは最大能力440kg/hを達成可能であり、生産プロセスにかかる時間を大幅に節約できます。PiabのコンベアはTech-Con Hungariaが設置し、ロータリー投与システム、クレーン付きのフレコンバッグフレーム、エンプティーユニットを備えた配管も統合しました。
Tech-Con Hungariaのシステムインテグレーターは、piFLOW®コンベアとともに、ロータリー投与システム、クレーン付きのフレコンバッグフレーム、エンプティーユニットを備えた配管も設置しました。 BayerのPLCが、コンベアのコントロールユニットを管理します。
PiabのpiFLOW®fコンベアの実装は、Bayer Hungaria Kft.のトウモロコシ種子コーティング粉末の搬送ニーズに最適であることが証明されました。Piabの自動化ソリューションを設置したことで、Bayer Hungaria Kft.は効率的な方法で栄養製品の生産を続けることができます。
Bayer Hungaria Kft.の4階に設置された2台のpiFLOW®fコンベアの1台目
Bayer Hungaria Kft.の4階に設置された2台のpiFLOW®fコンベアの 2台目
フレコンバッグ用スタンドとロータリーフィーダーによるフィードポイント
背景
piFLOW®fは、食品業界で広く使用されているコンベアです。ステンレス鋼の本体（ASTM 304）とシール（搬送される製品と直接接触）を備えており、FDA規制とEUガイドラインの両方に適合します。piFLOW®fは粉塵とガスに対するATEX認証も取得しています。このコンベアは、既存のシステムに統合することも、まったく新しいライン向けに設計することもできます。工場内での柔軟性を高めるため、piFLOW®fを可動式フレームに載せて、生産ラインの複数の場所で使用することも可能です。代表的な用途としては、粉末や顆粒の搬送、飼料粉砕機、振動ふるい、ミキサー、フレコンバッグの積み下ろしなどがあります。全てのpiFLOW®fコンベアは、真空を生成する最もエネルギー効率の良い方法であるPiabのCOAX®技術を採用した空気式ポンプ、または電気機械式ポンプで使用できます。
Bayer Hungaria Kft.
Bayer Hungaria Kft.はバイエルグループの一社です。ライフサイエンス分野で150年以上の歴史を有し、ヘルスケアおよび農業領域を中核事業としています。
世界人口の増加と高齢化が進む中、バイエルグループは食料、飼料および原材料、そして最高の医療の適切な供給を確保するための革新的な製品の広範なポートフォリオを通じて、現代の重要課題克服への取り組みをサポートしています。
バイエルグループは、医療用医薬品、コンシューマーヘルス、クロップサイエンスの3部門で構成されています。2021年の時点で、このグループは83か国に所在する374社で構成されています。
クロップサイエンス部門は、種子生産、穀物の保護、害虫駆除の世界的リーダーです。
会社情報
Piabは、オートメーションを進化させ、オートメーション化された世界で、より安全で効率的な職場のための持続可能なソリューションを開発しています。ロボット用のグリッピングツール、高度な原材料搬送技術、現場スタッフ向けの助力装置などをご提供しています。当社の理念は、より良い社会づくりに貢献することです。当社が実践するあらゆる行動、つまり、全てのアイデア、交流、製品、ソリューションは、この理念に基づいています。弊社の製品は、食品・飲料から自動車、包装、物流・倉庫、Eコマース、電子機器、化学、製薬、一般製造業まで、あらゆる業界のお客様にご利用いただいております。
Piabのビジョンは、資源が無駄になることがなく、人が怪我することがないオートメーション化された世界です。
売上高約20億SEK、1000名以上の従業員を擁するPiabは、現地法人とチャンネルパートナーのネットワークから世界100か国以上のお客様にサービスを提供するグローバル企業です。
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