粉末搬送:変化している点と適応する方法

2026/10/30に公開
粉末搬送:変化している点と適応する方法

ほとんどの工場において、粉末搬送が注目されるのは何か問題が発生して停止した時だけです。ポンプ、フィルター、コンベアはバックグラウンドで稼働し、一度仕様が決まればそのまま放置されます。しかし、その習慣は変わりつつあります。何が変化を後押ししているのか、そして次世代の搬送装置に何が求められているのかをご確認ください。

食品、医薬品、化学品、その他のプロセス産業のメーカーとの対話を通じて、現場、メンテナンス計画、購買決定において、搬送装置に期待される点に明確なシフトが見られます。その背景には次のような理由があります。

工場が搬送装置を評価する際の3つのシフト

1. 人間工学が選定基準に。バッチ交換、フィルターの点検、洗浄サイクルのたびに、誰かが手作業で装置を扱う必要があります。ポンプの取り外しに2人の人員とツールボックスが必要な場合、その作業は後回しにされ、メンテナンスの先送りは計画外の停止につながります。騒音や粉塵にさらされる環境も問題です。これらは監査や欠勤統計のデータとして表面化します。熟練したオペレーターやメンテナンス技術者が不足している中、人に優しい労働環境は人材の採用もしやすくなります。

2. 効率性がライフサイクル全体を網羅。アプリケーションに適合し、適切なスペアパーツに至るまで正確に特定できる装置は、購入時に安く見えただけの装置よりも所有コストを抑えられます。トラブルシューティングや、どこに何が設置されているかの確認に取られる時間は、何年にもわたって積み重なります。

3. 状態監視が当たり前の期待に。チームはラインが停止した後ではなく、停止する前にフィルターの目詰まりやポンプのドリフトを把握したいと考えています。データはどこかから取得する必要があるため、今日購入する装置は、大規模な改修をすることなく、将来の監視に対応できる状態になっている必要があります。

これが次世代の真空ポンプに求めること

これらの変化はいずれも装置に新たな要求をもたらします。真空ポンプが密閉ラインを通して粉末や顆粒を吸引する真空搬送では、その負荷の多くがポンプにかかります。

これらの要求に応えるため、Piabの研究開発チームは、当社の次世代真空技術の第一歩となる新しい真空エジェクターポンプ「piEVO」を発表しました。

piEVOポンプが現代の生産ラインをサポートする3つの方法をご紹介します。

容易な取り付けとメンテナンス

ツイスト&ロック式のバヨネットインターフェースにより、真空コンベアに1人の作業員でpiEVOを取り付けることができます。8つの取り付け位置により、ラインに最適な位置に排気口を配置し、チューブを配管できます。

オプションのクイックコネクターを使用すると、ほとんどの空気圧チューブをツールを使わずに1つのユニットとして取り外せます。チューブの取り外しにかかる時間が短縮され、フィルターの点検や洗浄のためにポンプを取り外す作業がスムーズになります。エジェクターとサイレンサーのモジュールは一般的に使用されるツールで引き抜くことができ、プレミアムサイレンサーは騒音を78 dBA未満に抑えます。オプションの排気フランジは、排気空気を部屋の外または排出ポイントへと導きます。

構成可能で追跡可能

固定されたポンプにアプリケーションを合わせるのではなく、piEVOをお客様のアプリケーションに合わせて構成できます。ポンプ単体、またはpiFLOW®pもしくはfcコンベアの一部として、コンフィグレーターでサイズ、チューブ接続、圧縮空気接続口、排気オプションを選択できます。

各ポンプにはシリアル番号が付けられており、MyPiabにサインアップすると「MyProducts」に表示されます。各ラインに設置されている正確な構成を確認し、適合するスペアパーツを発注できるため、トラブルシューティングやメンテナンス計画の迅速化をサポートします。

状態監視に対応

piEVOはPiabの将来的な状態監視オプションに対応するように設計されており、既存のコントロールユニットとも連動します。ハードウェアを交換することなく、まずはポンプ単体から導入し、将来的にラインの監視機能を追加することができます。

機能および仕様の詳細については、piEVOの製品ページをご覧ください。

piEVOの実際の動作をご確認になりませんか?

1人の作業員でポンプを取り付け、チューブを外し、エジェクターにアクセスする様子をこちらの動画でご覧ください。

次のステップ

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