Piab、フラットで重量物の搬送に最適な新型シングルリップサクションカップ「XLF-SL」発売

2026/03/17に公開
Piab、フラットで重量物の搬送に最適な新型シングルリップサクションカップ「XLF-SL」発売

重量物のガラスや板金など、平坦なワークのハンドリングにおいて、明確なリフティング性能を発揮するよう設計された、シングルリップ構造のニトリルPVC製サクションカップシリーズです。

Piabは、フラットタイプのサクションカップ製品群を拡充し、新たにシングルリップ構造のニトリルPVC製サクションカップ「XLF-SL」シリーズを追加しました。XLF-SLは、ガラス板や各種シート材などの平坦で重量のあるワークを、厳しい産業環境下においても確実かつ安全にハンドリングできるよう設計されています。「XLF-SL」は、Piabの既存のダブルリップ構造サクションカップ「XLF」シリーズを補完する製品です。用途や安全コンセプトに応じて、吊り上げ性能を優先するタイプと、万が一に備えた安全性を重視するタイプのどちらを選ぶかを、お客様が選択できるラインアップとなりました。

高荷重アプリケーション向けの吊り上げ性能を実現

XLF-SLは、吊り上げ力が特に重要となるアプリケーションを扱うお客様からのフィードバックをもとに開発されたサクションカップです。  シールリップを単一構造とすることで、「どのリップが実際にシールしているか」をエンジニアが明確に確認でき、Piabのデータシートに記載された定格値を、そのまま安心して計算に用いることができます。これにより、重量物や高価なワークを扱う際のサイジングやリスクアセスメントを、よりシンプルかつ確実に行うことが可能になります。

ニトリルPVC製のXLFシリーズは、ガラス、金属、各種コンポジットシートなどの滑らかな表面に対して安定したグリップ力を発揮し、摩耗に対しても優れた耐性を備えています。この材料は紫外線やオゾンに対しても高い耐性を持ち、過酷な環境での使用に適しています。溶接工程の周辺での運用や、細菌制御のためにオゾン洗浄を用いるアプリケーションでも安心してお使いいただけます。

2つの補完的な設計コンセプト: 「性能重視」か「安心重視」か

Piabは「XLF-SL(シングルリップ)」と共に「XLF(ダブルリップ)」サクションカップも提供し続けます。ダブルリップ構造は冗長性を持たせた設計で、一方のシールラインが損傷したり接触を失った場合でもグリップを維持しやすくします。 追加の安全マージンを最優先したいアプリケーションに最適な構造です。

一方のXLF-SLは、吊り上げ能力を“見える化”しやすく、誰でも確認しやすい、透明性の高いリフティング性能を実現した設計になっています。この2つの選択肢のおかげで、お客様は自社のリスク分析やラインレイアウト、ハンドリング要件に最も適したコンセプトを柔軟に選択できるようになります。

オペレーターの近くで行われるハンドリング作業向けに設計されています。

重量パネルのハンドリングは、作業者が荷重のすぐ近くで作業する場面が多く、作業者本人の安全と、高価なワークの保護の両方が重要になります。明確なシングルリップ構造と、リフティング性能を裏付けるデータを提供することで、XLF-SLはより安全なシステム設計を後押しし、ユーザー様が社内外の安全要件を満たすことをサポートします。

XLF-SLサクションカップシリーズは、Piabの通常の販売チャネルおよび各種デジタルツールを通じて提供され、ガラスハンドリング、板金加工、一般産業オートメーションなどの分野において、性能重視の新たな選択肢としてご利用いただけます。


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