Kenos® 真空グリッパー KVG150 E-シリーズのラインナップ強化

2025/11/17に公開
KVG150 E-シリーズの画像

Kenos®は、KVG150 Eシリーズのラインナップを拡大し、従来のフォームタイプ「KVG150F」に加えて、新たにサクションカップ付きの「KVG150C」を提供開始します。これら2つの製品群は、さまざまな業界で、これまでにない柔軟性や省エネ性、使いやすさを実現します。

KVG150FとKVG150Cは、どちらも軽量で高強度なリサイクルアルミニウム製ボディを採用しており、素早い取り付けと信頼性の高い動作を実現しています。内蔵された真空技術により、最適なパフォーマンスと簡単なメンテナンスが可能です。 KVG150Cは、グリップ面積と効率を最大化する最適化されたカップパターンを備えており、スペースを無駄にすることなく、グリッパー同士を並べて設置することができます。あらかじめ選定されたカップにより、変形しやすい段ボール箱や袋、油が付着した金属板、食品など、幅広いワークのハンドリングに対応します。

KVG150シリーズの主要な特長は、ESL(リークのあるアプリケーション向け省エネ)機能の統合であり、これは現在、フォームバージョンとサクションカップバージョンの両方で利用可能です。この高度な機能は、真空を維持するために必要な量の空気のみが使用されることを保証し、空気消費量と環境への影響を大幅に削減します。内部設計はさらに流量を最適化し、KVG E-シリーズが掲げる「進化的(Evolutionary)、簡単(Easy)、環境に優しい(Eco-friendly)、エネルギー効率(Energy efficient)、多用途(Extensive)」であることへのコミットメントを強化します。KVG150Cはシリーズに完全なモジュール性をもたらし、サイズ、カップの種類、真空性能、流量制御技術をユーザーのエンド・オブ・アーム・ツーリング(EOAT)の要件に合わせて自由にカスタマイズできます。Piabの各種サクションカップ(フリクションカップ、piGRIP®、Value Line、DURAFLEX®やFDA対応カップなど)から最適なものを選択可能です。さらに、特殊な用途にはカスタムパターンやPiabサクションカップの全ラインナップもご利用いただけます。

KVG150FとKVG150C、それぞれの強みを融合することで、Kenos®とPiabは包装、金属、ガラス、食品、物流など幅広い分野に対応できる、次世代型の真空グリッピングソリューションを提供します。KVG150シリーズは、モジュール性、省エネ性能、そして高いパフォーマンスという点で、現代の製造自動化における新たなスタンダードを築いています。


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